Vol.2 禁断のケアレスミスその1(2005.1.8)

 

 昨年の12月末、そろそろ年内の予定業務も一段落していたころ、思わぬケアレスミスを一週間のうち二度もしてしまいました。ここではその一つをご紹介します。

その1:CD-ROMのOS言語を間違える

 あるユーザさん(結構ハイエンド)が、ある日、サポートを依頼してきました。

症状)
 OS(XP)にログオンすると、意味不明なメッセージ表示
 何をやっても消えない

希望作業)
 Windowsの修復
 PC差し替えが確実だが「Softの再インストールが面倒」との理由で「修復作業」でのリカバリを依頼

私の対応)
 彼の希望に従い、Windows修復作業を試みる(大ミス1)

修復その1:XPのSP2インストール(大ミス2)
       この作業後、OSへログオンできなくなりました。

修復その2:OS修復SETUP(禁断のケアレスミス発生)
      CD−ROMから起動し、修復setupでOSをリカバリしました。
      けれど意味不明な文字化けが、、、、

さて、その2での文字化けは使用したCD-ROMと、彼のPCのOS言語(非日本語)が異なったためでした。、

 何を勘違いしたか再インストールのとき日本語WindowsXPのCDをなんの疑いもなく使ってしまったのです。
インストールウィザードがことごとく文字化けして「なんだろうなぁ、、と思っているうちに
「あれ?彼のOSってたしか○○語だったよな」と我に返り、青ざめ彼に謝罪し、あわてて代替機を提供しました、、。
最初ッからこうすればよかったのにね。

大ミス1
 標準soft以外の要求を優先すること事態問題です。が、往々にしてそのような要求に準じなければならないシチュエーションも存在します。相手がだれであれ、お偉いさんであっても「だめなものはだめ」、といえる文化をつくらなければなりません。CD-ROMの貸し借りとか、、。

大ミス2
 SP1の不具合を、SP2で解決できるだろうなんてのは、浅はかな推測です。相手の要求がいかに強くとも、不確実な試みはやめましょう。

禁断のケアレスミス
 いうまでもありません。OSのバージョン、言語を確認するなど基本中の基本です。でも慣れてくるとこういうミスって増えるんですよね。自己裁量で省略していい作業とそうでない作業はわきまえましょう。目視確認作業は絶対に省略してはだめです

 それにしてもあの時は心臓がとまりそうだった。。

その2「ファイルサーバの操作不備」は次回に。。

 

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