楽器について

□ リュート

  ここで、リュートについてはご存知でない方のために説明を加えさせて
いただきます。

 リュートは、ヨーロッパのルネッサンス時代(16cごろ?)から18世紀に
かけて宮廷などで用いられた楽器であり、当時は「楽器の女王」と
言われていたそうです。
 形は、洋なしのようであり、弦の数、調律は、さまざまですが、
時代により、また地域により違うようです。このへんは私も把握してませんが
一般的に「ルネッサンスリュート」と「バロックリュート」に大別されます。
それ以外にも、「テオルボ」、「ビウェラ」というものもあります。

左    :バロックリュート(13コース 山下昭彦1997年)、
中央 :ルネッサンスリュート(8コース山下昭彦1996年)
右:ルネッサンスリュート(10コース )エリック1999年 フランス)

ルネッサンスか、バロックかは、調律によって区別されます。

どこで入手できるか
一般の楽器店では扱っていません。
先生を通して、制作家に注文することが多いようです。
制作期間はまちまちですが、6ヶ月〜2年です。(注文が殺到している
方はやはり2年くらいかかるようですよ。。)
クラシックギター専門店でも扱ってます。掲載許可をいただいたら
ご紹介しようと思います。

□ギター

  クラシックギターは、だいたいの方がご存知だと思いますが、ついでなので
説明させていただきます。
  クラシックギターは、「アコギ」とは別のものです。
弦はナイロンを使い、発弦は爪を使います。
調律は、アコギと同じですが、ネックが太く、また音色が柔らかいです。
クラシックギターの有名な曲に、「愛のロマンス」(禁じられた遊び)
や「アルハンブラ宮殿の思い出」があります。
最近は、村治佳織さんがCMなどで出演している関係で、既知の方が
多いと思います。
 
  さらにマニアックな説明をさせていただくと、クラシックギターが現在の
形になる以前は、やや小振りな形をしていました。一般に19世紀ギター
と言われています。(下図)

左:19世紀ギター(マルカール 1840年 フランス)
右:モダンギター(アルハンブラ1996年 スペイン)

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